エラー関係
Java heap space エラーが発生します。
Java heap space エラーは、方眼Diffの実行中にメモリ領域が不足した場合に発生するエラーです。Excelファイルが大きいほど、「行の挿入/削除を考慮する」「列の挿入/削除を考慮する」にチェックを付けた場合ほど、発生する可能性が高まります。
より大きなメモリ容量を方眼Diffに割り当てるように設定変更することによって、エラーが解消する可能性があります。
メモリ容量の最適な設定値は、お使いのPCに搭載されている物理メモリ量やお使いのPCで動作している他のプログラムなどを考慮して決めるべきものです。設定値によっては、方眼Diffの動作が極端に遅くなったり、他のプログラムの動作に影響を与えたりする可能性があります。
以下に記載する設定変更は、ご自身の責任においてご実施ください。(詳細はライセンスページをご参照ください。)
Windowsの場合
- 「方眼Diff.exe」と同じフォルダに格納されている「方眼Diff.exe.vmoptions」ファイルを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
- 初期設定では v0.7.5 までは「-Xms256m(改行)-Xmx1024m」、v0.7.6 からは「-Xms256m(改行)-Xmx2048m」と記載されています。
「-Xmx」の後ろの数字が、方眼Diffを動作させる際にJavaに割り当てる最大メモリ容量(ヒープサイズと言います)を表します。
この値を、例えば「-Xms256m(改行)-Xmx4096m」のようなより大きな値に変更し、ファイルを上書き保存します。 - 方眼Diffの次回起動時から、変更した値が反映されます。
「java heap space “-Xmx”」などでWebを検索することで、ヒープサイズの設定に関するより詳しい情報を得ることができます。
macOSの場合
(準備中)
「STRING」という警告が表示され、処理が中断します。
申し訳ありません。これは方眼Diffのバグであり、次の条件を満たす場合に発生することがあります。
- 方眼Diffのバージョンが v0.7.6 以前であり、かつ
- .xls 形式のExcelファイルであり、かつ
- 「数式」ではなく「値」を比較する場合。
将来のバージョンで解消予定です。
⇒ (2020/12/17) v0.7.7で解消しました。是非v0.7.7以降のバージョンをご利用ください。
v0.7.6 以前のバージョンをお使いの場合は、以下の回避策によって回避できる可能性があります。
回避策1:「値」ではなく「数式」を比較する。
比較オプションで「値」ではなく「数式」を選ぶと、このエラーは発生しません。
回避策2:予めファイル形式を .xlsx/.xlsm 形式に変換して比較する。
Excelの機能を利用してファイル形式を予め .xls 形式から .xlsx/.xlsm 形式に変換したうえで比較することで、エラーが解消される可能性があります。