エラー関係
Java heap space エラーが発生します。
Java heap space エラーは、方眼Diffの実行中にメモリ領域が不足した場合に発生するエラーです。Excelファイルが大きいほど、「行の挿入/削除を考慮する」「列の挿入/削除を考慮する」にチェックを付けた場合ほど、発生する可能性が高まります。
より大きなメモリ容量を方眼Diffに割り当てるように設定変更することによって、エラーが解消する可能性があります。
メモリ容量の最適な設定値は、お使いのPCに搭載されている物理メモリ量やお使いのPCで動作している他のプログラムなどを考慮して決めるべきものです。設定値によっては、方眼Diffの動作が極端に遅くなったり、他のプログラムの動作に影響を与えたりする可能性があります。
以下に記載する設定変更は、ご自身の責任においてご実施ください。(詳細はライセンスページをご参照ください。)
Windowsの場合
- 「方眼Diff.exe」と同じフォルダに格納されている「方眼Diff.exe.vmoptions」ファイルを、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
- 初期設定では「-Xms256m(改行)-Xmx2048m」と記載されています。
「-Xmx」の後ろの数字が、方眼Diffを動作させる際にJavaに割り当てる最大メモリ容量(ヒープサイズと言います)を表します。
この値を、例えば「-Xms256m(改行)-Xmx4096m」のようなより大きな値に変更し、ファイルを上書き保存します。 - 方眼Diffの次回起動時から、変更した値が反映されます。
「java heap space “-Xmx”」などでWebを検索することで、ヒープサイズの設定に関するより詳しい情報を得ることができます。
macOSの場合
(準備中)
「Excelブックへの着色、保存、表示に失敗しました。」と表示されます。
xlsx ファイルの比較において、着色・保存・表示に失敗する場合があるというご連絡をいただいております。
予め xlsx ファイルを xls 形式に変換することで、このエラーを回避できる可能性があります。お試しください。
原因は判明しておりません。xlsx ファイルに方眼Diffが想定していない形式のデータが含まれることが原因であると想定されますが、どのような場合に本エラーが発生するのか分からず、調査の前提となる本エラーの再現が出来ておりません。
本エラーに遭遇された方は、「お問い合わせ」から対象の xlsx ファイルをご提供いただけますと大変助かります。方眼Diffの改善へのご協力をお願いいたします。
同じ内容のセルなのに差分として検出されます。
次の条件すべてに当てはまる場合に、同じ内容なのに差分として検出される場合があることが判明しています。
- 方眼Diffのバージョンが v0.13.0 未満であること
- .xlsx/.xlsm 形式であること
- 「数式を比較する」を選択していること
- 隣接したセルに同じ内容の数式が設定されていること
この問題は v0.13.0 で解消済みです。v0.13.0 以降のバージョンをご利用ください。
v0.13.0 以降のバージョンでもこの問題が発生する場合は「お問い合わせ」からご一報ください。
なんかエラーが発生するんですけど・・・

すまぬ・・・すまぬ・・・😭
エラーが発生しないように努めておりますが、どうしてもバグが残存してしまうことがあります。Excelファイルの内部構造は大変複雑であり、その全てのパターンを洗い出してテストすることが事実上不可能であることが大きな理由の一つです。
ご利用中に不具合を発見された方は、ぜひ「お問い合わせ」からご一報ください。
皆様からのご連絡なくしては不具合が発生していること自体に気付けません。方眼Diffの改善にどうぞご協力くださいますようお願いいたします。
その他
方眼Diffは安全ですか?

😇 < 気持ちはよく分かる
私は、方眼Diffとこのサイトの安全性が保たれるように努めておりますし、悪意をもって脆弱性を持たせるようなことは決してありません。しかし、安全性を保証すること(安全性が毀損された場合の補償をお約束すること)はできません。
以下順番に、方眼Diffとこのサイトのこと、安全性の考え方、そして利用ライセンスについてご説明します。
方眼DiffとこのWebサイトについて
方眼Diffは、IT系企業に勤める私 nmby が個人で作成し公開しています。
このWebサイトも、私 nmby が個人で作成し公開しているものです。
方眼Diffはもともと、私自身の作業効率化のために作成したものでした。
出来上がったツールが大変便利であったことから、「方眼Diff」として公開することにしました。
日本では Excel が様々な現場で幅広く利用されています。新旧ファイルの比較を行いたい場面が沢山あることでしょう。それらに従事する方々が少しでも楽になることを願い、方眼Diffの公開と改善の原動力としています。
安全性の考え方について
プログラムやWebサイトの安全性を損ねるものは、大きく分けて故意によらないもの(いわゆるバグ)と、故意(悪意)に基づくものがあります。
私 nmby は方眼DiffとこのWebサイトの安全性が保たれるように努めておりますが、安全性を保証することは原理的に出来ません。
- 故意によらないもの(いわゆるバグ)
- 方眼Diffが正しく安全に動作するよう、必要と考えるテストを行ったうえでリリースしています。
- しかし、私のPC、私のExcelファイルで正しく動作したとしても、あなたのPC、あなたのExcelファイルで正しく動作することは保証されません。PCの状態もExcelファイルの内容も千差万別かつ非常に複雑であり、それら全てを予測しテストすることは出来ないからです。
- 正しく動作しなかった際に何らかの損害が生じる可能性について、私にはその具体的なケースを想像できませんが、上記と同じ理由で、絶対に損害が発生しないと保証することは出来ません。
- 故意(悪意)に基づくもの
- 私が悪意をもって方眼Diffに危険なコードを埋め込むことやこのWebサイトに誤った情報を掲載することはありません。
- しかし、悪意と技術力をもった第三者がこのWebサイトを乗っ取り、方眼Diffを改ざんする可能性を排除することはできません。
以上の通り、私が方眼DiffとこのWebサイトの安全性を保証することは原理的にできません。これが誠実なご説明となります。(なお、このことは方眼Diffに限らず、世の中の多くのソフトウェアとWebサイトについても言えるのではないかと思います。)
安全性を強く気にされる方は、以下の指針に則ることをお勧めします。
- Microsoft Store や App Store などの公式ストアで公開されているものを利用する。
- 多くの利用者と長期の実績があり、評判が良く悪評の少ないものを利用する。
- 長期間更新されていないものは利用を避ける。
- ウイルス対策ソフトが警告を発するものは利用を避ける。
- 定期的にWebで情報収集を行う。
利用ライセンスについて
方眼DiffやこのWebサイトの利用によって万一何らかの損害が発生したとしても、私には、その損害を補償する意思も財力もございません。
フリーソフトウェアの作者に損害発生時の責任を求めると、作者がリスクを恐れて萎縮してしまい、IT技術の恩恵を社会が享受することの妨げとなってしまいます。
そのため、作者に何らの責任も課さないことを定めるオープンソースライセンスが考案されてきました。方眼Diffもそのようなオープンソースライセンスの一つである MIT License に基づいて公開しています。
詳しくは「ライセンス」をご参照ください。