Usage / GUI

GUI の使い方

ファイルを選んで「実行」するだけ。比較が終わると、差分を着色したブックとレポートが自動で開きます。

導入(インストール不要)

方眼Diff にインストーラーはありません。ダウンロードした zip を展開して 起動するだけで使えます。ランタイム(.NET 等)の事前インストールも不要です。

Windows での導入

  1. ダウンロードページから、お使いの環境に合った zip を取得します
  2. zip ファイルを右クリックして「すべて展開」を選び、展開します
  3. 展開してできたフォルダ(例:hogandiff-win-x64)を、フォルダごと任意の場所に 置きます(例:C:\tools\ の下)。フォルダ名にバージョン番号は含まれないので、 アップデートのときは同じ場所に差し替えるだけで済みます
  4. フォルダ内の 方眼Diff.exe をダブルクリックして起動します
エクスプローラーで開いた展開後のフォルダ。方眼Diff.exe のほか hogandiff.exe、hogandiff-mcp.exe と付属ファイルが並ぶ
展開後のフォルダの例。起動するのは 方眼Diff.exe です。CLI(hogandiff.exe)と MCP サーバ(hogandiff-mcp.exe)も同じフォルダに同梱されています。

フォルダの中身は移動・削除せず、そのままのかたちでお使いください(実行ファイルは、同じフォルダにある付属ファイルを必要とします)。 デスクトップ等から起動したい場合は、ショートカットを作成してください。

「Windows によって PC が保護されました」と出たら

はじめて起動するとき、「Windows によって PC が保護されました(発行元: 不明な発行元)」という 青い画面が表示されることがあります。これは方眼Diff がまだ新しく、Windows(SmartScreen)に 広く知られていないために出る警告で、動作に問題はありません。[詳細情報]→[実行]の順にクリックすると起動できます。 ダウンロードが増えるにつれて、表示されにくくなります。

「Windows によって PC が保護されました」の警告画面。「実行しない」ボタンと「詳細情報」リンクがある
初回起動時の警告画面。まず「詳細情報」をクリックします。
「詳細情報」をクリックした後の警告画面。アプリ名「方眼Diff.exe」と発行元が表示され、「実行」ボタンが現れている
「実行」ボタンが現れるので、クリックすると起動できます。

macOS での導入

  1. ダウンロードページから、お使いの Mac に合った zip を取得します (Safari の場合はダウンロード後に自動で展開されます)
  2. 展開してできたフォルダを、フォルダごと任意の場所(「アプリケーション」フォルダなど)に置きます
  3. フォルダ内の 方眼Diff.app を開きます

方眼Diff は Apple の公証(Notarization)済みのため、Windows のような初回警告は表示されません。 Windows と同様、フォルダの中身はそのままのかたちでお使いください。

アップデート

新しいバージョンの zip を展開し、古いフォルダを丸ごと差し替えるだけです。 設定(作業用フォルダの場所や比較オプションなど)はそのまま引き継がれます。 同じ場所・同じフォルダ名に置けば、PATH の設定MCP の登録を変更する必要もありません。 各バージョンの変更点はリリースノートをご覧ください。

アンインストール

フォルダを削除するだけです。レジストリなど、システムには変更を加えません。 比較結果も不要になっている場合は、削除の前に設定エリアから作業用フォルダを 「削除…」で片付けておくときれいに終えられます。

基本の流れ

方眼Diff のメイン画面。比較対象の種類、A・B のファイル指定、実行ボタンが並ぶ
メイン画面。比較対象の種類を選び、A(比較元)と B(比較先)を指定して「実行」します。
  1. 方眼Diff を起動します(初回起動時に、表示言語の選択と利用規約への同意を行います)
  2. 比較対象の種類を選びます:ブックシートフォルダ
  3. A(比較元)と B(比較先)を指定します
  4. 「実行」を押します。進捗ログが流れ、完了すると着色ブックとレポートが自動で開きます

結果の見方は 「結果の読み方」を参照してください。

比較対象の選び方

  • ブック — 2つの Excel ファイルを比較します。シート同士の対応付けは自動です(リネームにも追従)
  • シート — ブックの中の1シートずつを名指しで比較します。同じブック内の2シートも比較できます
  • フォルダ — 2つのフォルダ直下の Excel ファイルをファイル名で対応付けて、まとめて比較します。 「子フォルダも含める」をオンにすると、フォルダツリー全体を再帰的に比較します

比較オプション

設定エリア(右上のトグルで開閉)で比較の挙動を調整できます。

オプション意味
行の挿入/削除を考慮する
列の挿入/削除を考慮する
行や列がずれていても対応付けます(既定オン)。オフにすると同じ位置同士をそのまま比較します
移動も考慮する並べ替えられた行・列を検出し、移動として着色します(既定オン)
シート名/ファイル名の曖昧一致「4月度」→「5月度」のような名前の変化を自動で対応付けます(既定オン)
値を比較/数式を比較既定はセルの値(計算結果)で比較。「数式を比較」では数式セルを数式の文字列で比較します
速度優先/精度優先精度モードの2段階。既定の「精度優先」は複数の解き方を試して良い方を採用します。「速度優先」は精度をやや譲る代わりに処理時間を短縮します
省メモリモードメモリ不足になるほど大きなシート向け。精度は同じで、処理時間が倍増します

組み合わせを手で直す

自動の対応付けが意図と違うときは、A/B の間にある「組み合わせ変更…」ボタンから手動で調整できます。

組み合わせ変更ダイアログ。A 側と B 側のシートの対応をドラッグ&ドロップでつなぎ替える
組み合わせ変更ダイアログ。A・B の対応を手動でつなぎ替えられます。
  • ブック比較 — シート同士の対応をつなぎ替えられます
  • フォルダ比較 — ファイル同士の対応をつなぎ替えられます。さらに、対応したファイルの対ごとに シートの組み合わせまで編集できます

重み・ピン留めで細かく調整する

シート同士の比較では、行・列レベルの対応をさらに手で調整できます。「組み合わせ変更…」の 一覧でマッチした対を選んでドリルダウンする(シート比較では直接)と、A・B のシートを 左右に並べた調整画面が開きます。

重み・ピン留めの調整画面。左右に A・B のシートを並べ、行・列ヘッダの外側の重みストリップで「標準/重視/軽視」を切り替え、ヘッダのドラッグでピン留めを行う
重み・ピン留めの調整画面。行・列ごとの重み付けと、ドラッグによるピン留めができます。
  • 重み付け — 行・列ごとに「重視/標準/軽視」を指定します。重視した行・列は 対応付けで優先され、軽視した行・列は影響が弱まります(A・B それぞれに指定できます)
  • ピン留め — 行・列ヘッダを反対側へドラッグして、対応を手で固定します。 固定した対応は自動推定より優先されます
  • 対応なし — ヘッダの右クリックから、その行・列を「どこにも対応させない」 ものとして扱えます

調整は比較をやり直すと反映され、比較対象を変えるまで保持されます。これらの調整は、 MCP サーバ経由で AI に依頼して行うこともできます。

パスワード保護ブック

  • ブック/シート比較 — 保護されたファイルを指定すると、その場でパスワード入力を求められます
  • フォルダ比較 — 「組み合わせ変更…」の一覧に 🔒 付きで表示され、事前にパスワードを設定できます。 未設定のファイルは比較をスキップします

着色ブックはパスワードが解除された状態で作業用フォルダに保存されます(比較後に警告を表示します)。 不要になったら作業用フォルダの「削除…」で片付けてください。

作業用フォルダと詳細設定

  • 作業用フォルダ — 結果の出力先です。「開く」「変更…」「削除…」ができます。 削除は GUI・CLI・MCP すべての出力を一括で片付けます。 予期しないエラーが発生した場合は、その詳細がこのフォルダのlogs フォルダ内のファイル(hogandiff.log)に記録されます (v1.4.0 以降)。お問い合わせの際に添えていただくと原因の特定が早くなります
  • 詳細設定… — 表示言語(日本語/English/中文・再起動で反映)、起動時の更新確認、 エラー情報の送信のオン/オフを設定できます
詳細設定ダイアログ。表示言語、更新確認、エラー情報の送信などの設定項目が並ぶ
詳細設定ダイアログ。表示言語・更新確認・エラー情報の送信などを設定できます。