このページでは方眼Diff v0.21.1 で追加された新機能をご紹介します。
1. 統計情報送信機能の追加
方眼Diffの今後の改善に役立てるために、皆様の方眼Diff利用状況を収集する機能を追加しました。
- 方眼Diffはどのように利用されているのか?
- 数十行程度の小さいファイルでの利用が多いのか? 数万行レベルの利用が多いのか?
- 処理時間はどの程度かかっているか? エラーは発生していないか?
これらの情報が、今後の改善ポイントを決めるうえでの重要な参考情報となります。
ぜひご協力ください。
「統計情報の収集に協力する」チェックボックスを ON にすると、比較を行うたびに、統計情報がサーバに送信されます。
「統計情報の収集に協力する」にチェックしない限り、通信は行われません。
作業用フォルダに出力される report.json と同じ内容がサーバに送信されます。
具体的には、次のような情報が送信されます。
- UUID(PCごとに方眼Diffがランダムに生成する識別子)
- 方眼Diffのバージョン
- 方眼Diffの設定内容
- 比較実行日時
- 比較処理にかかった時間
- 比較対象のサイズ(フォルダ数、ブック数、シート数、行数、列数、セル数)
- 検出された差分の量(余剰行数、余剰列数、差分セル数)
- 処理が失敗した場合、発生したエラーの種類とエラーメッセージ
個人を特定できる情報やExcelファイルの内容、フォルダパスの情報が送信されることはありません。
方眼Diffではソースコードを公開しています。
主に次のソースコードが統計情報の送信を担っています。
- 送信機能:
- 送信される情報:
- (v0.21.1 まで)https://github.com/nmby/hogandiff4/blob/b27ea0839e82c6b68df18855b9519e7d597ca74d/xyz.hotchpotch.hogandiff/src/main/java/xyz/hotchpotch/hogandiff/Report.java
- (v0.22.0 以降)https://github.com/nmby/hogandiff4/blob/master/xyz.hotchpotch.hogandiff/src/main/java/xyz/hotchpotch/hogandiff/Stats.java
収集された情報は、方眼Diffの今後の改善に活かしてまいります。
収集された情報を統計的に処理した結果を本サイトで公開することも検討しています。
2. パスワード事前解除機能の追加
読み取りパスワードでロックされたExcelファイルを比較する際、これまでは、ブック同士やシート同士の比較であれば、パスワードを入力してロック解除することができました。
しかし、フォルダ同士の比較ではそれができず、パスワードロックされたファイルを比較することはできませんでした。
v0.21.1では、パスワードロックを予め解除する機能を追加しました。
読み取りパスワードでロックされたファイルは、組み合わせ編集ダイアログボックス上に錠マーク付きで表示されます。
当該ファイルをクリックしてパスワードを入力することにより、ロックを解除することができます。
3. UI改善
UIに軽微な改善を施しました。
4. バグ解消
デバッグ用に一時的に仕込んだログ出力コードが残存していたため削除しました。
ご利用いただく中で不具合・改善要望・ご質問等がございましたら「お問い合わせ」ページからお寄せください。
方眼Diffが皆様のお役に立つことを願っております。